ビタミン剤の過剰摂取は前立腺ガンに 2007年6月号
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健康を意識して、ビタミン剤を過剰に摂取する男性は、前立腺ガンになる確率を高めている可能性があります。
特に家系に前立腺ガンになった人がいる場合。
国立ガン研究所の研究者達が確認したところに拠ると、マルチビタミン剤を必要摂取量を越えて1週間に7錠以上摂取する男性は、そうでない人に比べ、ガンになる確率を約30%高めたそうです。 |
水曜日に発行された国立ガン研究所ジャーナル誌の中で、この調査に携わった国立ガン研究所の調査員であるマイケル・レイツマン氏は、「前立腺ガンとの直接の因果関係を確認する事はできなかった」と話しています。
特に家族に前立腺ガンを患った事のある男性と、セレニウム、ベータカロチン、ジンクを摂った男性の間に、この調査で顕著な結果が現れました。
2007年6月号
記事ソース元:L.A.Times/ 2007年5月21日 /
翻訳・編集:S&Fマガジン
アルコールとフルーツのコンビは健康的?
フルーツカクテルは健康食品としてみなして良いかもしれないと、木曜日に米国とタイの研究者達は発表しました。
ラム酒、テキーラ、ウォッカ等に含まれるエタノールをイチゴやブラックベリーに加えると、抗酸化栄養分を増やす効果を確認しました。
「色の付いたフルーツなら、どんなものでもアルコールを少量加える事でよりヘルシーになるかもしれない」と、食と農業の科学誌で報告しています。
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タイのKasetsart大学のKorakot Chanjirakul博士率いるグループと、アメリカ農務省の科学者達は、イチゴを新鮮に保つ方法を探求中、偶然この発見にたどり着きました。
ベリー類にアルコールを加える事で、抗酸化物質が増したのです。
ベリー類は、ポリフェノールやアントシアニンという抗酸化物質を含みます。 これら物質を多く含む野菜やフルーツを食べる人は、ガンや心臓病や神経系の病気になりにくいという研究報告があります。
今回の報告書では、抗酸化作用の効果までが増えるかどうかについてはコメントしませんでした。
ソース元:Reuters(ロイター)/ 2007年4月20日/
翻訳・編集:S&Fマガジン
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