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記事ソース元:L.A. Times 2005/10/31
翻訳・編集:S&Fマガジン
画像:S&Fマガジン

最近米国政府の鳥インフルエンザに対する姿勢は、かなり警戒したものがあります。 米国政府や国民は、どの様な認識で対応をするつもりでしょう? 大きな被害が予測されるのでしょうか?!
その実態について、米国の事情と彼等(現地)の視点をそのままで、”生”の最先端の情報をお届けします。

(以下ロサンゼルスタイムズ紙10月31日付の記事翻訳)

健康管理のプロは、鳥インフルエンザよりも通常のインフルエンザにかからないよう意思を傾けるべきだと言います。 シーズン到来ですから、予防注射を打ちましょう。 

風邪のシーズン到来に伴い、鳥インフルエンザの恐怖も広がる中、ヘルス&ヒューマン・サービス局で長官を務めるマイク・レービット氏は、「鳥インフルエンザの被害が出たとしても、それに対応する準備はできています。 しかしそれよりも、もっと身近に問題とされる通常のインフルエンザにかからないように注意すべきです」と、国民に向かって説きました。 レービット氏は、インフルエンザのワクチンが8千万本以上用意されているので、必要な人は予防注射を受けるべきだと奨励しました。

一体通常のインフルエンザとテレビで聞く鳥インフルエンザの共通性とは何でしょう? 以下に鳥インフルエンザについて良く尋ねられる質問を、病気の予防とコントロールを管理する、国立衛生研究所と食品医薬品局(HFDA)の情報を元に解答します。

インフルエンザとは?

通常のインフルエンザは、“季節性インフルエンザ”と呼ばれ、毎年11月から2月にかけて流行し、米国内でおよそ3万6千人の死者を出し、入院患者の数は20万人に至ります。 
人間の体内には極わずかのインフルエンザ予備軍であるウィルスが常に廻っています。 しかし鳥や豚や馬にも、似た様なインフルエンザのウィルスが体内に存在するのです。 通常これら動物のインフルエンザは、人体に悪影響を及ぼすものではありません。

インフルエンザというのは、常に形を変え続けるのが特長です。 ゆっくりと継続的に変化し続ける為、ワクチンも常に更新し続けなければなりません。 それでも、今年流行したインフルエンザのタイプは、来年流行するインフルエンザのタイプと共通する部分も沢山残っているのです。ですから、今年予防注射でワクチンを得たり、もしくは去年ウィルスにさらされたなら、あなたの免疫システムは体内で今年の新型インフルエンザを認識する能力が既に備わっており、上手く追い払う事が可能になるのです。

鳥インフルエンザはどう違うの? 又なぜ公衆衛生の専門家は心配するの?

鳥が持つインフルエンザのタイプには沢山あり、野生の鳥は、我々がインフルエンザになる、あらゆるタイプのウィルスを抱えている貯蔵庫の様な存在でもあります。 
通常これら鳥が持つインフルエンザは、鳥自身にも害はないのですが、ある種のインフルエンザが食用の鶏に入ると、病気や死の恐れが出てきます。
健康局が恐れる鳥インフルエンザのタイプとは、H5N1と呼ばれ、数年前にアジアで大量の養鶏が感染しています。
これら感染した鶏や死んだ鶏に接触した為、120人以上が病気になりました。 

H5N1で頭を悩める理由は、その殺傷能力の高さです。 H5N1に感染されたとする患者は、既に60人以上が亡くなっています。
今までのところ、H5N1は人から人に簡単に感染しない故、被害が大きくなるとは考えられません。 しかし、H5N1が形を変え、簡単に人から人に飛び移るようになり、我々の体内で免疫システムがその形を変えたインフルエンザを認識できず、防御できなくなる可能性もあるのです。
もしそれが起これば、流行病となって世界中に広がり、強靭で健康な人でも病気になり、時には死に至る事も起こり得ます。

鳥インフルエンザは米国に既に到来しているの? 私が感染する可能性はあるの?

今現在は大丈夫です。 H5N1型の鳥インフルエンザは、アメリカ国内では未だ鶏にも人にも確認されていません。 確かに野鳥は大陸を渡る故、既に米国に来ていても不思議ではないとも考えられますが、何よりも、上で話したような、H5N1が形を変えたという恐ろしい事実は未だ確認されていません。

インフルエンザのワクチンは、鳥インフルエンザからも守ってくれるの?

いいえ。 毎年ワクチンは、人間の体内に存在するウィルスに対し、免疫の防衛力を高めるように設計されます。 もしH5N1が、人から人に感染するように形を変えたなら、その形は今年作られたワクチンの基となった、“ウィルスの形”とは、根本的にタイプが異なるでしょう。

ならば何故インフルエンザのワクチンを打つ必要があるの?

感染すれば何日も寝込ませ、肺炎や死の危険性にあなたを晒す、”通常のインフルエンザ”にかからないようにするのが主な理由です。 国立アレルギーと伝染病研究所で主任を務めるアンソニー・ファーシ医師は、より多くのタイプのインフルエンザウィルスに(自然もしくはワクチンで)晒されれば、より多くのインフルエンザのタイプを体内の免疫システムが認識する事ができ、防衛能力が高まると言います。
公共の保健衛生当局は、より多くの米国民がインフルエンザの予防接種を受けるようになれば、より多くの製薬会社が(利益を見込み)インフルエンザ・ワクチンの製造に参加してくれるだろうと期待します。現在では、たったの4社しかワクチンを製造していません。

タミフル(Tamiflu)って何? それは鳥インフルエンザから私を守ってくれるの?

タミフル(Tamiflu)は、オセルタミビル(oseltamivir)としても知られ、抗ウィルス剤です。 もし症状が出た1,2日内に摂取すれば、インフルエンザの能力と感染期間を低下させます。 オセルタミビルは、もう1つの抗ウィルス剤であるレレンツァ(Relenza)と共に、唯一(効果は証明されていませんが)鳥インフルエンザH5N1に有効であるとされます。
お医者さんは、通常タミフルを、鳥インフルエンザに感染した初期の患者に処方したり、老人ホームの免疫力の弱いお年寄り達に処方します。 

しかしタミフルは、現在なかなか手に入らなくなっています。 それは、米国政府が万一の事態に備え、備蓄を増やそうと掻き入れ始めたのと、鳥インフルエンザを恐れる個人までもが買い込んだりし始めているからです。
タミフルは、スイスの製薬会社であるロシェ社(Roche)1社でしか製造されていません。
現在大量生産に向け、交渉が進められています。
連邦当局は、人々が一斉にタミフルを求める状況が、偽薬の売買をする土壌が出来ているとし、詐欺犯罪を憂慮します。
警告:買うのなら、名が通った薬局でしか購入すべきではありません。 分らないところから購入すると、偽薬や汚染された薬を手にする可能性があります。


米国で鳥インフルエンザが広がったら、それを何とかするワクチンはありますか?

現在のところ、効果が保障されたワクチンは存在しません。 しかし科学者達は、遺伝子工学で鳥インフルエンザに似たウィルスを作り、それを基に作られたワクチンの実験をしているところです。 もしそのワクチンが人に安全で効果的と判断されたなら、2006年の冬までには大量生産を始めているでしょう。

米国政府は、鳥インフルエンザに対し、緊急対策案を用意しているの?

ハイ。 それが公開されるのは早くて今週中(11月の1週目)でしょう。 その対策案では、連邦ガイドラインとし、鳥インフルエンザの発見法と出所確認法を解説し、それぞれの州に薬と援助の普及法を説明しています。
万一の事態が起これば、州と自治体が学校や職場を閉鎖したりする、緊急対策時の指揮権を握ります。 過去の流行病の例とし、ポリオ(polio)の場合は、隔離施設が設置され、感染者を一般社会から隔離させ、感染の拡大を防ぎました。 しかし法の専門家達の意見では、今日では州も地方自治体も、その様な事を執行するだけの法的権限も組織も無いそうです。


チキン(鶏肉)をもう食べるべきではないですか?

そんな事をする理由は無いでしょう。 H5N1型鳥インフルエンザは、米国内では確認されていません。 それは米農業当局が、感染をブレイクさせないように厳戒態勢をとっているからです。
輸入ものではなく、米国内産の鳥やターキーなら安全と言えるでしょう。
いつもの事ながら、鶏は良く火を通して(インフルエンザ・ウィルスは、熱で破壊されるので安心を)調理し、生肉を手で触ったなら、すぐに手を水で良く洗いましょう。 鳥インフルエンザでなくても、沢山ばい菌が生肉には存在しますから。


鳥インフルエンザが存在する国に渡航するのは安全ですか?

国務省は、鳥インフルエンザが流行した事がある国(カンボジア、中国、インドネシア、カザフスタン、ラオス、マレーシア、モンゴル、ローマニア、ロシア、タイ、トルコ、ベトナム)に対し、旅行警報を未だ出していません。 しかし、もしこれら国々を訪れるなら、疫病管理予防センターは、最新のワクチンやアルコールの手洗い消毒ジェルを持参するのと、鶏肉に触れない事を勧めます。 また鶏市場や養鶏所には行くべきではありません。

記事ソース元: October 31, 2005
http://www.latimes.com/features/health/la-he-birdflu31oct31,1,422171.story?coll=la-headlines-health&ctrack=1&cset=true

タミフルQ&A タミフルとは?
タミフル(日刊スポーツ) タミフルで幻覚?



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