彼女を知らずして、今のハリウッドを語る事は不可能と言っても過言ではないでしょう。
                       それくらい今最も注目を浴びている、ハリウッドを代表するシンガーです。
 

エイブリル                       ラヴィーン

      2003年夏
海外芸能エンターテイメント

 日本でも、海外アーティストに敏感な若者の間では、当然知られている10代の実力
派歌手です。
 私が初めて彼女の唄を聴いたのは、ヤフーの英語サイトにある、ヤフーミュージック
という無料音楽配信サービスででした。 曲はComplicatedで、第一印象は、”曲も詞も
なかなかいいなー”というものでした。 そして彼女に興味を抱き、更に他の彼女の曲を
聴いてみると、これがなかなかイける! 曲はI miss youだったかな? 非常に良い
演奏に加え、彼女の繊細な一面が良く出ているもので、益々ハマッてしまった!(笑)。
 それからというもの、毎日無料配信音楽サービスで、彼女のミュージックビデオを聴いたものです。
 とにかく彼女には、人に興味を持たす何か磁力の様な力を持っている事は確か。 何と言えば良いのか・・・新鮮ではじける様な
”若さ”を感じるのです。 この場合の”はじける様な若さ”とは、肉体的な魅力を指さない。
 彼女はハッキリ言って肉体的色気や魅力は全く無い。  では一体その魅力とは何なの
だろう?と自問したところ、一つ答えが見つかった。 それは、彼女の”感性”です。 
この感性というのは、年齢に関係無く殆どの人はくすんでいます。 例え10代でも。
 ところが極わずかな連中は、この感性が豊かで、凡人に見えない事が見えたり、感じ
ない事を感じたり、気づかない事を気づいたりするのです。 
 俗にこの感性が豊かな人は、芸術の世界で成功する例が多々ありますが、彼女もその
一人です。 (その優れた感性を用い、音楽という媒体を使って素晴らしく表現しています)
 ”常識”という非常識な概念に束縛されていない、自由で豊かな感性は、時に非社会的
というレッテルを貼られます。 事実彼女は”非社会的不良少女”というキャラクターで
ファンは認めているのです。
 それについて彼女の公式ホームページでは、以下のように解説しています。
 ”Skater Punk, Wild Child, Dynamic Spirit,”
 コレを日本語でまとめて言うと、”スケボーに乗る荒くれ不良少女”と言ったところでしょう
か?(爆笑)


彼女のおもしろい点

 
デビューした当時から、既に全世界中で売れに売れていたブリットニー・スピアーズを
”大嫌いっ!”と公言してきたところです。(笑)
 実際ブリットニーの全盛期が過ぎた頃、同じ10代の歌手カテゴリーに入ったのですが、キャラクターはブリットニーとは正反対
です。
 ブリットニーが少女の可愛さ”のみ”を唄う正攻法で責めるなら、彼女は少女の目から見た恋愛の矛盾などについて、鋭く切り
込んでくるアウトローの線で責めてきます。 そして何よりも特筆すべき点は、彼女は自分自身で作詞作曲をしているのです!
さすがにブリットニーですら、そこまでは出来ません。

生い立ち

 幼い頃からとにかくやんちゃ娘で、男の子と遊ぶのが大好き。 夏は野球、冬はアイスホッケーで暴れ
まくるといった具合。 自分自身を女と思ってないらしく、未だに男勝りで色気全く無し!(笑)。
(本当に背が小さくて日本人の様な幼児体型をしており、”暴れまわるやんちゃなガキ”という言葉がピッタリ!)
(笑)
 エイブリルは人口5000人のカナダにある小さな街に生まれます。 3人姉妹の真中で目立ちたがり屋。 家ではベッドをステージと
想定し、その上で唄を練習したと言います。
 町で教会の催しや、お祭で歌うチャンス等があると、進んで人前で歌ってたのです。 当然タレントコンテストにも出場し、唄を歌い
ます。 その時ラッキーにも、たまたまそこに居合わせた某レコード会社にスカウトされる事となります。 
 そこで早速ニューヨークに引越し、自分の唄を作る事になるのですが、彼女は当時たったの16歳です。 16歳で実力を認められ、
プロとしてデビューするのです!
 が、しかし、人生はそんなに単純で甘くはなかったようです。 当時自分の唄を作詞したのですが、レコード会社は気に入って
くれなかったのです。 レコード会社としては、”作詞作曲は会社で用意するから、歌だけ唄って欲しい”と願います。 しかしどうしても
自分が作詞した曲を唄いたいエイブリル。 遂にニューヨークに見切りをつけ、西海岸のロサンゼルスに向かう決意をします。 そして
そこで運命的な出会いを、作詞家でありプロデューサーでもあるクリフ・マグネス氏とします。 それが現在の彼女の契約会社であり、
今日までヒット曲を沢山売り出す口火となったのです。

日本での人気
 ではネットで検索してみると、出るわ出るわ! 日本では何通りか呼び名がある様で、最も定着している呼び名は、”アブリル・
ラヴィーン”の様です。《因みに英語発音でもっとも近いのはエイヴリルで、英語のApril(エイプリル:4月)と同じ発音です。
違いはpがvに入れ替って、A
prilエイプリル)が⇒Avrilエイブリル)になっただけです。エイに力を込めてエイヴリル呼びます》

 ではアブリル・ラヴィーンという名前で検索すると、ファンサイトがズラリと出てくる。 比較として日本のトップアイドル歌手の浜崎
あゆみを検索すると、ファンサイトの数はアブリルと大きく変らない! 凄いアブリルの人気!驚いた!

ではここで、日本のネット検索で見つけた、アブリルに対するコメントを幾つか抜粋してみたいと思います。
・投稿者:推定50歳以上の男性
「ビートルズとモーツァルトが大好きで、メタル系・パンク系・エンヤやビヨークが苦手な私は、今
  お気に入りはアブリル・ラビーンです。久々の基本に忠実なポップロックだと思います。」


・投稿者:某ラジオジョッキー
「そんなにいい曲かなあ。ミッシェル・ブランチとどこが違うんだい。アブリルは化粧が濃すぎる。
  でもキャラクターが受けてるんでしょうね。」


・投稿者:不明
「 何かいい雰囲気な楽曲が好き。」

・好きな海外ミュージシャンランキング (スクロールダウンして、下の投票者のコメントに注目)
 ⇒ http://www.tabiplus.com/plaza/vote/tvote.cgi?event=people2

 彼女に対する意見は、その強いキャラクターだけに、結構分れると思います。 クセの強い
キャラだけに、人気投票でナンバーワンになるのは難しいのでは? 誰にでも好かれるブリッ
トニースピアーズのようなタイプでなく、好きになった人にはゾッコン惚れられるタイプでは
ないでしょうか?

最後に  
 彼女は見ていて非常に面白い存在です。 果たしてこうゆう枠にハマってないクセのある
シンガーが、日本の若い世代(得に10代の少女)に受けるのか疑問でしたが、ネットで調査
する限り(意外と)幅広い年齢層に支持され人気がある様です。 
 テレビコマーシャルでも、エイブリルのCDを宣伝しているのをたまに見ます。 私個人の
彼女に対する感想は、非常に良い感性を持った実力派シンガーで、彼女の曲と詞は新鮮で素晴らしいと思います。
 是非この記事を読む皆さんも、興味があれば1度聴いてみてはいかかでしょうか? 上のコメントでも分るように、英語の詞を
理解して絶賛している人は殆どいなく、良い楽曲に評価を下しているの人が殆どですから。
今後とも彼女から目が離せそうにありません・・・。 END


 エイブリル・ラヴィーン公式ウェブサイト
 http://www.avril-lavigne.com



                      
                              Home