つい最近まで科学では、体脂肪を休養中エネルギー源として燃焼する”酵素”を、細胞内で活発にするには、45分以上有酸素運動をしなければその効果が得られないと考えていました。
しかしその後、短いトレーニング時間で有酸素運動以上の効果を軽々と達成している人達がいる事に科学者達は気付きます。 当時その現象を科学では理解できなかったのですが、実際実験をしてみると、いとも簡単に(有酸素運動より遥かに短い時間で)細胞内の”酵素”を活性化させる事が可能な事が判明するのです。 それがインターバルトレーニング法だったのです! <応用編> インターバルトレーニングは、競技能力向上にもってこいのエクササイズです。 何度も同じ動きを何セットも繰り返す事で、運動神経が向上するのです。 例えば中距離ランナーなら、全力疾走の90%程度で何度も繰り返すのです。 ボクサーなら、1分間サンドバッグを叩いて1分間休憩というのを繰り返し15セットします。 水泳選手なら全力の90%程度で100mを15回泳ぎます。 セット間の休憩はそれぞれ3分と言ったところ。 インターバルトレーニングは、4つの基礎から成り立っています。 1.距離、 2.反復、 3.強度、 4.休息 です。
具体的には下半身の運動なら、スクワット、ランジを続けて行うのです。 これら2つを続けて1セットと見なします。 それを3セットで休憩時間も1分以内で次ぎのセットに移ります。 これは一例で、エクササイズの種類を3種類以上にしても構いません。 勿論セット数も体力が向上すれば増やして下さい。 <スポーツへの応用編>
先ず目的を明確にする事。 それ次第で走る距離が変わります。 あなたがスピードとパワーを狙っているなら、走る距離は短くなり、持久力を狙っているなら長くなります。 シェイプアップで筋力向上と体脂肪燃焼を狙っているなら、距離は100m〜400mとなり、400m→休息→400mといった具合になります。 ビギナーなら、先ず400mを80%で1セット、次に800mでトライ。 やがて800m走を8本全力で走れるようになったら、次は =水泳= 水泳もランニングと同じ方法でアプローチしますが、スピードに関しては幾ら距離を伸ばしても落ちる事はありません。 その理由は走る事に比べ、体を移動するエネルギーが少なくて済むからです。 しかし体脂肪を落とすという意味では、水泳はあまり優れていません。 やはりジョギングや自転車が体脂肪を落とすのに一番有効です。 それでも走るのや自転車が嫌いという方には、水泳をチョイスとすべきでしょう。 典型的な水泳のインターバルトレーニングは、100mを10本こなすというもので、1本終わる毎に1分間の休憩をとるというもの。 ビギナーは、25mを5本繰り返すのから始め、体が慣れてきたら10本に増やす。 =自転車= 自転車は、インターバルトレーニングをどこでも気軽に行えるので便利です。 インターバルトレーニングの例としては、20kmを走るとし、1分間全力の90%で漕ぎ、その次ぎの1分間はリラックスして流すを繰り返します。 =他の運動= インターバルトレーニングは、どんなスポーツにも応用出来ます。 テニスなら、壁に向かってボールを打つのを2分続けて1分休憩というのを繰り返し行います。 ジムでのフィットネスの応用は、ステップミルなら2分間早いペースで行い、次の1分をゆっくりするというのを繰 り返します。 <栄養補給> インターバルトレーニングをするなら、大量に炭水化物を摂取する必要があります。 さもなくば翌日疲労で困憊し、オーバーワークになってしまいます。 インターバルトレーニングの前と後は、しっかり炭水化物を補給しましょう。 又サプルメントのクレアチンは、疲労快復に役立つのでお薦めです。
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